孫の顔より見たいもの
- 2016年04月16日
ファニーキープス新潟の斎藤です。
私は、以前は訪問介護の仕事をしていたので
子供に対する親御さんたちの気持ちを聞くことがよくありました。
特に結婚をしていない子供を心配する親の気持ちは痛いほどで、
「もしも自分がいなくなっても
子供を支えてくれる人がいるなら安心なんだけど…」
「一人で生きて行くのは大変だから
誰かと一緒になってくれたらいいんだけど…」
と、ご自分の不自由な身体の不安と同時に
子供の行く末を案じている方は多いのです。
ある80代の女性は
今起きたことを忘れるくらい重度の認知症なのですが
50代の息子さんのことだけは心配で
いつもいつも
「お嫁さんに来てくれる人はいないかな」
と仰っていました。
当の子供たちは、それほど重く考えてはいないのでしょうけど
親はやっぱり親だから
自分の代わりに子供を支えて守ってくれる人が
現れることを望むものなんですね。
子供は、たとえ結婚を望んでいなくても
「自分は孤独じゃないよ。支えてくれる友達がいるよ」
と、一人じゃないことを伝えておくのが良いかもしれません。
結婚を望む人は
親に安心してもらうため動き出してみてはいかがでしょう。
親孝行とは
孫の顔を見せることよりも
自分の笑顔を見せることに尽きると思っています。
斎藤