会員を紹介できない結婚相談所
- 2019年02月24日
先日、何気なくネットを閲覧していると、こんなニュースが目に飛び込んできました。
結婚相談所の入会金をだまし取ったとして、警視庁碑文谷署は20日、結婚相談所「ロータリーマリッジ倶楽部」を運営する東京都港区三田5、Y容疑者(65)を詐欺容疑で逮捕した。男性会員がいないにもかかわらず、女性を勧誘していたという。
逮捕容疑は昨年5月、都内の女性(50)に「すてきな男性会員様が入会しました。チャンスをつかむのも『ご縁』です」などと虚偽のメールを送って入会金15万円をだまし取ったとしている。「私はちゃんと説明したが、相手が勘違いした」と容疑を否認しているという。
同署によると、相談所には当時、実際には男性は一人も登録していなかった。相談所には2017年2月~18年6月に20~30人の女性から600万~700万円の入金があり、同署は他にも被害がないか調べている。
相談所のホームページによると、「人生100年時代に中高年の婚活をサポートする」などとうたい、医師や弁護士など「ハイクラス」の40~70代の男女を対象にしていた。【毎日新聞より】
同業者としては驚きです。
結婚相談所と一口で言っても営業形態はいろいろでして、大手の結婚情報会社を除いた一般的な結婚相談所というのは、
ほとんどはどこかの結婚相談所の連盟や団体に加盟し、その連盟が構築した結婚相談所のネットワークを活用しながら、
それぞれの会員様を紹介し合っていく形を取っているんです。
中小の結婚相談所経験者や現役会員様ならよくご存知ですよね(笑)
そのネットワークには紹介可能な会員様のデータベースが豊富にありますので、全く紹介できないという現象は起りません。
ですので、自社の会員数が少なくてもコンスタントに紹介していくことはできるわけです。
極端な話、自社の会員が女性1名しかいなくても結婚相談所の連盟や団体に加盟さえしていれば営業していけるんですね。
でも、問題の結婚相談所は、男性会員が一人も登録していなくて女性会員には全く紹介できなかったようですから、
どこの連盟や団体にも加盟しないで、個人で全てを完結していくスタイルだったのでしょう。
そのような状態にも関わらず、会員を集め営業を続けていたら詐欺にもなりますよね・・
もし、仮に当会でも同じように男性会員様が一人もいなくなってしまったとしても、複数の連盟や団体に加盟していますし、
他の結婚相談所とも緊密な協力関係を築いていますので、入会金だけ取って誰も紹介しないなんてことはあり得ません。
中高年でもハイクラスでもどんな男性でも充分紹介できます(笑)
そのようなサービスが提供できないのは一匹狼的な個人の結婚相談所の辛いところだと思います・・
また、男性会員が一人もいないのに、入会金15万円という高額な費用を先に徴収するのも問題ですね。
ここの結婚相談所は、他にも毎月の会費が2万円もかかるようですから、毎月誰1人紹介されなければ当然クレームや
トラブルにもなるはずです。
そういう意味では、当会のように初期費用を抑えた成功報酬型の結婚相談所のほうが安心かもしれません。
問題の結婚相談所のホームページに運営者の情報や住所の記載がないのも少し怪しい感じがします。
いいことばかり並べ連ねているだけで、実態が何も見えないような結婚相談所にはなるべく近寄らないほうがいいです(笑)
ときどきこの手のニュースを見ることがありますが、やはり大切なのはお金を払う前にしっかり契約書類を確認することです!
もし、あなたが結婚相談所を探していて何か気になる点や疑問に感じることなどがあれば、ぜひ当会へご連絡ください。