お見合いで起こるトラブル例
- 2018年11月8日
結婚相談所のお見合いでよくに起こるトラブルがあります。
それは、お互い定刻に待ち合わせの場所にいるのに、しかも近くにいるのに会えないというケースがあるんです。
たとえばこんな感じです。
「Aさんはあの女性かな? でも、写真とは違うしな・・」
「ここにあの人しかいないけど、他の方と待ち合わせしているかもしれないし、間違ったら嫌だし・・」
と男性はお見合い相手と確信が持てずになかなか声を掛けることができません。
女性のほうは、「あの人のような気はするけど、でも、全然声を掛けてくる気配がないから違うのかしら・・」
と自分から声を掛けずらいため、しばらく様子を見ています。
ここで男性が自分から勇気を出して声を掛ければ済むはずですが、人違いしたら恥ずかしいと思ってしまうのか、
女性のほうに気づいてもらうことに期待することも多いんです(笑)
でも、女性はそんなこととは思っていないので、ただ待っているだけ・・
そのまま膠着状態が数十分続き、仕方なく双方で所属している結婚相談所に連絡するわけです。
「まだお相手がいらっしゃらないようなのですが・・」
そこで結婚相談所の担当者は相手側の結婚相談所に連絡を入れます。
そして、相手側の結婚相談所が本人に確認の電話をすると、「えっ?もうとっくに待合わせ場所に着いてますけど」
とすぐ傍にいる人が携帯で話しています。
ここであらためてお互い目が合い、「あ、どうも、○○です。始めまして」とようやくお見合い相手と認識できるんですね。
「何でお互い待合わせ場所にいるのに会えないの?」と思うかもしれませんが、実際にあるんです。
このトラブルが起こる大きな理由としては、プロフィール写真のイメージと実際会ったご本人のイメージのギャップ
が上げられます。
結婚相談所のプロフィールには写真を載せるのですが、大抵はフォトスタジオでプロのカメラマンにお見合い写真を
撮ってもらうことになります。
プロフィール写真をフォトスタジオで撮影する場合、女性も男性もプロにメイクやヘアセットを行なってもらうことが
ほとんどです。
そのベストな状態でプロカメラマンが設備の整ったスタジオで被写体の魅力を最大限引き出す写真を撮ります。
その写真の中から最高傑作を選び、多少の修正も加えますので、凄く素敵な写真が出来上がるのは当然なんです。
ただ、実際にお見合いに行く際には写真を撮るときに付いてくれたメイクさんやスタイリストさんがいるわけもなく、
コーディネート、メイク、ヘアセット全て自分で行なわなければなりません。
プロにしてもらったことをご自身で練習もせず再現するのはかなり難しいのは言うまでもありませんよね。
そのため、写真とはイメージがかなり違う状態でお見合い現場に向かってしまうことになります。
お相手はプロフィール写真を手掛かりにお見合い相手を探しますので、その写真のイメージとだいぶ違うと
「別人だろう」と勝手に判断されてしまいます。
このようなことで、お互い定刻に待ち合わせの場所にいるのに、いつまでも会えないというトラブルになるんです。
「写真と違う」「気まずい出会い」と最初からこれではお見合いも盛り上がりません。
実は、お見合いの待合わせ場所で顔合せたとたん、男性がそのまま帰ってしまったいうケースもありました・・
その後、男性にその理由を聞いてみると、「写真と違っていたから・・」とのことでしたが、当然ながら女性は
その失礼な行動にショックを受け、不快感を覚えることになったわけです。
男性は、結婚相談所のルールに基づいてキャンセル料を支払い、謝罪し、不可解なトラブルは収まりました。
また、出会いがしらに「写真とはイメージが違いますね」などと平然と言ってしまう人もたまにいるようですが、
これは、たとえ良い意味で言ったつもりでも、相手は悪い意味に受け取ってしまい気分を害してしまいます。
男性にも女性にもありますが、これもまたお見合いが台無しになったり、トラブルの原因になる場合があります。
このようなトラブルの対処法としては、
・そもそも写真と相手の実物のイメージが違うということをあらかじめ認識し、理解しておく。
・服装やメイク、ヘアセットなどを極力プロフィール写真に近づけてお見合い会場に出向く。
・写真だけで判断して最初から過剰な期待を抱かない。
などが上げられます。
もちろん写真よりも実物のほうが素敵だったというケースも多々ありますので、写真に惑わせられないようにしましょう。
お見合い時のトラブルを未然に防ぐには、やはり相手を思いやる気持ちと寛大な心を持つことが大切ですね。