母と娘の婚活
- 2018年03月29日
親御様(特にお母さん)が娘さんや息子さんの結婚を心配してご相談に来られることは結構あります。
でも、親御様だけが焦っていて、当人たちは結婚をまだ考えていないというケースも多いんです。
最初にお母さんが1人で当会へご相談に来られ、自宅に戻り子どもに結婚相談所の話をすると凄く嫌そうな顔をされたり、
ときには余計なことしないでと怒られたりすることもあるようですね。
それでお母さんはガッカリして、もうそれ以上のことは何も言えなくなります(笑)
親だけが先走った婚活はなかなか思い通りにいかないんです・・
ただ、先日はちょっと違っていました。
お母さんと娘さんが2人で面談に来たんですけど、どう見ても娘のほうは渋々着いて来たという感じでした・・
首に縄は付いていませんでしたけど、それに近い雰囲気はありました(笑)
お母さんは一生懸命話を聞いて、いろいろと質問してくるんですけど、当の娘のほうは、暗い表情でほとんど無言・・
確かにまだ26歳なので、この晩婚化のご時世では決して結婚を焦る年齢ではないのかもしれません。
それに娘さんは、とても清楚で目鼻立ちが整った綺麗な女性ですから、男性にはモテるタイプだと思いますし、
婚活なんて必要ないようにも見えます。
大手企業で秘書の仕事をしているので、実際にかなりモテるそうですが(笑)
ただ、お母さんに言わせると、その辺で素性のわからないような男性に引っかからないかと心配なのだとか・・
要するに、危険な出会いのリスクを減らして、幸せな結婚をしてほしいという親心ではないでしょうか。
立派な家庭で育ったお嬢様ですから、ご親族も結婚には無関心でいられないみたいです。
それで、お母さんとしては最初から結婚相談所のような専門の機関でちゃんとした身元の相手を探したほうが安全だし、
娘はもちろんのこと親としても希望に添う結婚相手が見つかるだろうと思ったようです。
親御様が子どもより先に婚活を始めるのはよくある話です(笑)
お母さんが結婚相談所をいろいろ調べて当会なら信頼できそうだということで娘を連れてきてくれたのは嬉しいんですが、
肝心の本人が全く婚活気分になっていないのが気がかりでした・・
しかし、2時間ほど身の上話を聞いて、当会の仕組みやサポート内容を説明をして、細かな質問にも率直に答えていくうちに
本人も心を開いてきまして、かなり興味を示してくれるようになったんです。
少し時間はかかりましたが、最後は笑顔で自分の結婚観や家庭観なども素直に話してくれました(笑)
どうやら彼女自身が結婚相談所という存在すら知らなかったところに、お母さんがいきなり当会の話を持ち出してきたため、
非常に驚き、戸惑いがあったんだそうです。
そんな状態で警戒心を持ちながら言われるままお母さんについてきたので、それで最初は緊張で表情がこわばり、
とても暗かったわけですね(笑)
結局、3時間以上かかりましたけど、結婚相談というところを理解し、自分でも安心していろいろな男性と会っていける
とのことで、最後は本人の口から「がんばります!」と力強い一言が出て、お母さんも大変喜んでいました。
実は、元々彼女は結婚願望はあったらしいのですが、今までに結婚の対象となりそうな相手との出会いが全くなく、
少々焦りを感じ始めてきて、婚活も考えるようになっていたんだそうです。
近づいてくる男性はたくさんいても、結婚を意識していると慎重になり、恋愛をするにも勇気がいるんだと思います(笑)
帰り際には親子の笑顔が見れて良かったです。
母と娘の婚活のスタートは結婚相談所になりましたけど、この笑顔なら、すぐに理想の相手が見つかると確信しています。