結婚相談所における成婚の意味と定義
- 2017年08月6日
成婚とは、結婚が成立するという意味です。
成功報酬型の結婚相談所では、この結婚が成立したときには成婚料が必要になります。
そのため「成婚料はどのような段階で発生するのでしょうか?」といった質問もたびたびあります。
この質問に対しての見識は、結婚相談所によって多少の違いはありますが、通常は次のように考えられています。
1、結婚の約束を交わした。(婚約)
男女どちらかがプロポーズをし、それを受けた(承諾した)時点で婚約となります。
正式なプロポーズがなくても、お互いに結婚の意志が固まった場合も含みます。
2、双方の親への挨拶を済ませた。
結婚を考えている相手として双方の親御様に紹介し、正式に挨拶を済ませた場合です。
親御様も同意され、結婚に向けての準備が始まっていきます。
3、同居(同棲)を始めた。
お互いに結婚を決めた上で、一緒の生活をスタートさせたという認識になります。
入籍せずに事実上の結婚生活を営むこと(事実婚)と考え方は同じです。
4、深い関係を持った。(婚前交渉)
結婚前提として交際している相手と性的な関係にまで進展させるということは、お互いに生涯の伴侶と認め、
その結びつきを強化したという解釈になります。
5、交際継続中に二人で退会の申し出があった。
順調に交際が進んでいる段階で結婚相談所を退会する申し出があった場合は、2人が将来を考えた結果として
これ以上結婚相談所での活動の必要性がなくなったという意味に捉えられますから、婚約と見なされます。
結婚相談所の成婚の定義は、恋愛から結婚に結びつくケースと比べると少し厳しいように感じるかもしれませんね。
でも、これは最初から真剣に結婚を考えている人たち同士の出会いであり交際であるわけですから、ある意味当然なんです。
たとえば、恋愛のように体の関係があったにもかかわらず、あっさり別れてしまうようなリスクがあってはならなわけです。
ただ単に恋愛を楽しむだけの関係、遊びと割り切って付き合うような関係ほど無意味な婚活はありません。
しかも、一方が真剣に結婚を考えながら交際を進めていた場合は、大きな悲劇になることさえあります。
特に女性が結婚の気持ちを固め、求められるままに深い関係を築いたとたん、男性が交際を終了させてしまうようなケース
を聞くことがよくありますが、これは女性に与える精神的なダメージは相当なものになります。
気軽で自由な交際が可能な婚活サイト(アプリ)やSNSなどのネット婚活に多くある男女間のトラブルや事件というのは、
毅然とした成婚の定義や成婚料支払いの義務がないために起こるものと考えられています。
つまり「成婚料」というのは、いい加減な付き合いや不謹慎な付き合いを防ぐための抑止力にもなっているわけです。
会員様が遊び相手や都合の良い相手として扱われ問題になってしまっては結婚相談所の意義がなくなってしまいますので、
スタッフが神経を使い交際中のサポートをするのも、成婚の定義を規定化されているのも、リスク回避の手段なんです。
もちろん当会は、このようなトラブルに巻き込まれないように全力で会員様を守っていきます。
もし、何か危険な目に合いそうになったときは、すぐにこちらに通報してください(笑)
以上が仲人型の結婚相談所間で決められている成婚の定義になりますが、ただし、結婚相談所の中には独自の成婚ルール
を定めているところもあります。
たとえば、本人たちの意志に関係なく、一定期間交際したら成婚と見なされ、成婚料を支払わなければならなかったり、
結婚相談所の勝手な判断で成婚扱いにされたりというケースも少なくありません。
その後、結婚するしないはご自由にどうぞ、というスタンスです。
これは結婚相談所の都合による定義ですから、本来成婚とは呼べないと思います。
儲け主義の結婚相談所には充分な注意が必要かもしれませんね。
ですから、結婚相談所に入会する前には、必ず成婚の意味や定義を確認しましょう。
ちなみに当会では、成婚退会するときは自己申告となります。
自分の意志で「結婚が決まったので結婚相談所に登録している必要なし」と判断したときに、お申し出いただいてます。
勝手に成婚と決めつけることはありませんし、強制もしません。
一般的な結婚相談所で規定された成婚の意味や定義に基づいてスムーズに退会手続きを進めていくことになりますので、
会員様は気持ちよく卒業していってくれます(笑)
成婚料は金額的にも大きいのですが、その分安心して成婚を目指せるわけですから、ぜひ一緒にがんばりましょう。