婚活|少しミステリアスな部分を残しておく

  • 2016年11月18日

人が誰かを好きになるときは、ある関心をキッカケにして接近しようとします。

そして、その接近からもっと相手を知りたくなって、さらに接近していきます。

この接近行動が強化されるプロセスで「好き」という感情が芽生えていくんです。

知らない部分があるからまた会いたくなり、もっと深く知りたいから一緒にいる時間が長くなるんです。

ですから、2人の関係が初期の段階では、自分の「良い情報」を全部話してしまわないことも必要になります。

自分の優れた部分や自慢できること、経験値、特技などで自分をアピールしたい気持ちはわかります。

でも、魅力的な面やプラスの部分を全部さらけ出してしまうと、次に繋がる興味の度合いが低くなるんですね。

少しミステリアスな人に興味を持つのはそのためだと思います。

まだまだ奥が深そうな未知な部分を残しながら、小出しにしていくことで興味の度合いも大きくなるわけです。

実はこんな長所があった、実はこんなことができる、実はこんなプロフィールだった、実はこんな意外なところが、

などということが会うたびに発見されると、より相手のことをわかった気になり、気持ちが引き込まれていきます。

そして、小さな驚きが繰り返されるたびに、相手の中であなたの存在が大きくなり、恋愛感情が芽生えることに。

「黒子も仰天黒子も仰天」[モデル:鈴木秀]のフリー写真素材

婚活における出会いにも当てはまります。

お見合いなどで対面の相手に対して、自分の良いところ、自慢できるところを全て話してしまうケースがあります。

本人は、自己アピールのつもりなのでしょうが、相手はその日だけで十分どんな人物かわかった気になるんです。

そうなると、聞いた情報だけで満足してしまい、再度会って、より理解を深めようという気分にならないこともある

と思います。

その場で面接官のように判断してしまうことも(笑)

「こんなところを聞いてみたい」「この辺をもっと知りたい」「こういうところを見てみたい」といった気持ちになり

初めて「また会いたい」と思うのではないでしょうか。

ですから、お見合いでは、長い時間話をして、自分を全てさらけ出してしまうのではなく、ある程度の時間内で、

基本的な情報を開示し、話が佳境に入ってきたところで切り上げることも大切なんですね。

興味が少し湧いてきたところで終了となると何か物足りなさを感じますので、次に繋がりやすくなってきます。

交際に入ってからも、会うたびにプラスイメージとなる新しい発見があれば、「好き」という感情が強化されることに

なりますから、やはりどこかで少しミステリアスな部分を残しつつ交際を進めるのがいいかもしれません。

ただ、なんでもかんでも隠しておくのは「何を考えてるのかわからない人」というマイナスイメージになりますので、

短期決戦で臨む婚活では、有効な手段にはなりません。

もちろん短期間で結婚相手としての興味もなくなっていきます(笑)

 

 

 

 

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