結婚前の交際中に話し合っておくべきこと
- 2024年10月27日
結婚してから、「こんなはずじゃなかったのに!」と感じることは、どの夫婦にも多かれ少なかれあるかと思います。
しかし、悩みの内容や程度によっては、どうしても我慢ができず、離婚にまで繋がってしまうこともあります・・
男性も女性もそれぞれ、価値観や考えの違いは必ずあるものですが、違う意見となったときに、きちんと話し合い、
歩み寄り、意見をすりあわせていけるかどうかが、夫婦が円満にやっていけるかどうかの大きなポイントになるんですね。
結婚後、「この結婚は失敗だったのだろうか」と悩んだり、「こんなはずじゃなかった・・」と不満や衝突が多い夫婦関係
になりたくなければ、結婚前から、しっかり話し合っておくことが大切なのは当然です。
では、どの点を重点的に話し合うべきか挙げてみます。
1.『親』との関わり方
どのくらいの頻度で双方の親と関わりを持ちたいのか、といった細かな点から、将来は一緒に住みたいのか、
別々に住むつもりでいるのか、といった大きな問題まで話し合う必要があります。
先々、考えが変わる可能性はありますが、現時点での「つもり」や「こうしたい」という希望を話し合っておくことです。
家族には、それぞれ特有の習慣やルールがあって、関わり方も様々ですよね。
結婚後、「相手の家に馴染めない」と悩む方もいますが、自分の家での“当たり前”が通用しないことを心得ておき、
「どの程度なら相手の家に合わせられるか」といったことも考えおくほうが良いと思います。
2.『子供』の考え方
子供は望めば必ず授かる、というものではありませんが、子供が欲しいタイミングや子供は何人欲しいかなどについて、
何となくの希望や心づもりがある人がほとんどではないでしょうか。
たとえば、「収入の目途が立ってから子供を持ちたい」「なるべく早く産みたい」「子供は何人くらい欲しい」
「キャリアに一区切りついてから産みたい」「結婚しても当分は欲しくない」など現実的な側面とお互いの希望を合わせ、
交際中にしっかり考え方や意見を擦り合わせておくことが大切です。
特に最初から結婚を前提とした結婚相談所の交際の場合は、「子供が欲しいか欲しくないか」という家庭を築く上での
基本的な問題は、早い段階でシビアに確認しておくのが賢明だと思います。
3.『お金』の使い方
家計をどう分けるか、何にどれくらい使う生活をするか。これは、最も日常的な不満を蓄積させやすいテーマです。
交際中も相手の金銭感覚はある程度わかりますが、結婚後“2人のお金”となった途端に状況が変わることがあります
結婚生活をスタートさせると、相手のお金の使い方が急に気に食わなくなってくる、という人も少なくありません。
それぞれの自由なお金はさておき、特に「家計」のやりくりについては、婚約する前に相談しておいてください。
やはり金銭感覚が似ていて、お金の価値観が同じ相手であれば、結婚しても安心ですよね。
4.『住まい』の問題
住居の確保は、家庭を持つための基本となります。
マンション派なのか、一軒家派なのか。借りる派なのか、買う派なのか。買うのならば、いつ頃の予定なのか。
これも家計に関わってくる部分ですので、交際中に話し合い、意見を擦り合わせておかなければなりません。
また、結婚してから住む場所も、どの辺がいいのか、お互いの仕事の事情や勤務先の所在地などを考慮して、
後々不満が出ないように慎重に協議しましょう。
5.『休日』の使い方
小さいようで大きいのが、この問題です。
「休日が合わない、休日の使い方が違って次第にすれ違った」という理由で離婚に至ってしまうケースもあるため
決して甘く考えていてはいけません。
交際中は、無理をしてでもデートをしたり、外出や外食もするものですが、結婚後はそこまで無理をしなくなったり、
出かけるのも億劫になりがちです。
結婚後の休日はどう過ごしたいのか、一緒に行動できる時間はどれくらいほしいのか、どこで確保するのかといった
大体の共通認識を作っておけるとベターです。
1人でいる時間が好きな人と活動的な時間の使い方をする人とでは、休日に意見が対立するかもしれませんからね。
「結婚前に、あまり結婚後の現実的な話をされると気が重くなる」なんて男性の声も聞くことがありますが、
結局は、後で折り合いをつけなくてはいけない部分なわけです。
ですので、結婚後の現実的な話を避けているというのは、起こりうる問題を後回しにしているだけということなんです。
「結婚すれば、どうにかなるだろう」と考える楽観的な男性もいるでしょうが、結婚後に「こんなはずじゃなかった」
と揉めたり、悩んだりするのを避けたいのであれば、必ず交際中にパートナーとしっかり話し合っておくべきです。
ただし、結婚相談所で出会った相手であれば、最初から結婚を意識して真剣に交際を進めていくわけですから、
男性が、いきなり現実的な話をされて気が重くなったり、結婚を決断できなくなるようなことは絶対ありませんので、
ぜひ遠慮なくストレートにお互いの結婚の夢や理想について話し合ってみてくださいね。