結婚相談所のハイクラス男性のサクラ
- 2017年09月23日
結婚相談所にはサクラが存在する、なんていうことをたまに聞くことがあります。
サクラとは「おとり」という意味です。
結婚相談所の営業手法の一つで、サクラ(おとり)を使ってお客をおびき寄るということになります。
いかにも魅力的な人をおとりにして、たくさんの会員を集めに使われるといことがあるようです。
しかし、全ての結婚相談所がサクラを用意して入会促進をしているわけではありません。
よくあるのはハイクラスを謳い文句にして女性の集めるというパターンです。
たとえば、ホームペーや広告、DMなどに、いかにも「こんな凄い男性と結婚できる」的に見せるわけですね。
医師・歯科医師・弁護士・公認会計士・税理士・司法書士・会社経営・会社役員・国家公務員・外資金融・コンサル
などのハイクラスな職種や、一部上場企業・銀行・証券・マスコミ・総合商社・大手メーカー、ITなどの有名企業に
勤務するエリート会社員。
あるいは、一流国公立大学や名門私立大学、有名私立大学を卒業した高学歴な男性。
「年収〇〇〇万円以上」「大卒・大学院卒以上」などの社会的地位の高い男性。
このようにハイクラスやハイステイタスな人たちとの出会い、紹介、結婚が可能かのように大きく宣伝していきます。
その華やかなキャッチコピーに魅せられて、多くの女性は飛びつきます(笑)
そして、ハイクラス男性専門とおぼしき結婚相談所に出向き、いろいろ説明を受けます。
実は、ここにちょっとした仕掛けがあるんです。
医師が多数登録しているので医師が紹介でき、結婚できると言われ、事前に多くのプロフィールを見せられます。
当然女性は、すっかりその気になって入会します。
でも、いざスタートしたら相手の条件に合わないという話になり、医師の紹介は難しいから他の男性に目を向けるよう
説得されます。そのうちに医師とは会える気配すらなくなります・・
あの謳い文句や広告は一体何だったのでしょう・・。
これもサクラ行為に近いと思います。
入会前にはハイクラスやハイステイタスな人を多数揃えたプロフィールを見せ、あたかもこんな優秀な人ばかりが会員
と思わせておきながら、実際には全く普通の人ばかりの紹介しかなかった・・という話もちょくちょく聞きます。
最初に見せられたハイクラスな男性たちは一体何者だったんでしょう・・
これもサクラと言えるかもしれません。
実は、ここにはちょっとしたカラクリがあるんです。
基本的に、どんな結婚相談所もどこかの結婚相談所の連盟に所属して、それぞれの会員のデータベースを共有しながら
出会いを作っていく仕組みになっているんですね。
つまり、共通の連盟の会員紹介サイトを使っているということで、他の結婚相談所の会員様をまるで自社の会員のように
紹介することも可能なわけです。
結婚相談所の連盟に登録されている会員は何万人もいるわけですから、当然ハイクラス男性も数多く存在します。
ただし、そのハイクラスやハイステイタスな人たちが所属している結婚相談所はまちまちなんです。
ですから、たくさん登録されていると自慢げに見せられた男性は、ハイクラス専門の結婚相談所の会員だけではない、
ということになります。
当然ながら、他の結婚相談所のハイクラス男性ですから、そう簡単には紹介できませんし、結婚も簡単ではありません。
要するに、同じ連盟の会員の中からハイクラスな男性のプロフィールを抽出して、自社の会員のように紹介しながら
入会を促すという手を使うわけで、どこの相談所でもサクラ(おとり)のような使い方ができてしまうということです。
ホームページには、ハイクラスやエリートが集うと大々的にPRしている結婚相談所の会員様をチェックしてみると、
実際には、普通の会社員などの男性が5名に対して、女性が100名近く登録しているケースもありました(笑)
もちろん、この女性たちは連盟の会員紹介サイトを使って一般的な結婚相談所の会員様と何も変わらない活動
をしているわけですね。
そうであれば、わざわざハイクラスだけに特化している結婚相談所に入会する必要はありません。
また、ハイクラス専門の結婚相談所の入会説明に行ったという方が、当会の男性会員様を自社の会員のように
紹介してくれたということもあったそうです。
その方が、当会に入会手続きに来てくれたときに、ちょうどフリーだった男性のプロフィールを見せて紹介したところ、
「この方は結婚相談所〇〇の説明会のときにも紹介されました」と言われて発覚しました(笑)
当会は、ハイクラスな男性会員さんがとても多いので、こんな感じでサクラとして紹介されているかもしれませんね。
ただ、やはり自分の知らないところで勝手に紹介されているため、ご縁に繋がるとは思えませんが・・
サクラ「おとり」かどうか見抜くのはなかなか難しいとは思いますが、魅力的な宣伝文句や担当者の甘い言葉には
注意しおくに必要はあるかと思います。