会話下手な男性が結婚するまで
- 2020年02月19日
先日、33歳の男性会員様が起死回生で結婚を決めました。
活動をスタートしてして2カ月は鳴かず飛ばずで、とても苦労していました。
お見合いを40人に申し込んで4人としか会うことができず、しかも3人にはお見合いの段階で交際を断られ、
何とか交際になった1人とも初デート終了後にあっさり断られてしまったんです。
原因はわかっていました。
率直に言うと、彼のスペックが少し低かったんです・・
学歴は高卒、職業は小さな不動産屋の会社員、年収は年齢の割には低め、身長は高くなく少々太目、
見た目は平均的だと思いますが、総合的に判断すると婚活女性からはウケないタイプです。
そのうえ、少し人見知りで、コミュニケーション力が乏しく、会話下手でして・・
婚活においては見事に不利な条件ばかりが揃ってしまいました(笑)
活動を始めてからのこの状況を見て「このままではいかん」と思い、彼に婚活戦略の見直しを提案しました。
彼が持っている学歴などの条件や属性は変えようがないため、多くの女性と出会うことには主眼を置かず、
限られた出会いをいかにものにしていくか、ということに重きを置くことにしたんです。
つまり、表面ではなく、内面を徹底的に磨く作戦を取りました。
まず取り掛かったのは、コミュニケーション力を高め、会話下手を克服するということです。
そのために当会で実施している婚活コミュニケーショントレーニングを受けてもらうこにしました。
これはプロの専任トレーナーがマンツーマンで会話のレッスンをするというものです。
せっかくの出会いを活かせないのは、彼の内気な性格と会話下手に大きな原因があるのは想像できたので、
女性との会話術を上達させることが緊急の課題と考えたんですね。
会話のキャッチボールレッスンを1週間で2回ほど受講してもらい、改めて活動をリスタートしたわけです。
そうしたら、ほどなくして2人の女性とのお見合いが決まり、なんと2人とも交際OKの返事をいただけました。
数は少ないのですが百発百中です(笑)
その2人と仮交際中の間に1度パーティーにも参加したのですが、そこでも見事カップリングしたんですね。
これは明らかに会話のキャッチボールレッスンの成果が出たのだと思います。
今まで他の婚活方法でも散々苦労してきた彼にとっては充分過ぎる快挙ではないでしょか(笑)
しかし、これらの方との交際は、双方の価値観の違いや相性の問題などで、残念ながら途中で終了となりました。
でも、彼はこれらの成功体験で自信がついたのか、ファッションにも気を使うようになり、見た目も洗練されてきて、
性格も明るくポジティブに変わったように思います。
交際の相談に来たときには、当初来たときの人見知りで会話下手な男性には全く見えませんでした。
そして、その後、新たに1人の女性とお見合いし、その彼女と交際4ヵ月位でスムーズに成婚となったわけです。
同い年の明るく可愛らしいデパート勤務の女性ですが、どちらかというと彼女のほうが積極的だったような感じです。
もちろん、それは彼が好かれたからです(笑)
2人で結婚の挨拶に来たときに、「彼のどこがよかったの?」と何気なく彼女に訊ねたところ、
「一緒にいると楽しいし、話も面白いので何時間でも会話が弾むんです」という意外なことも言っていました。
当然ながら、最初は会話下手な男性だったなどと知る由もありません(笑)
今思えば、彼は決して高条件は持っていませんでしたが、とにかくバイタリティーはあったんです。
いっぱい断られても、めげず、諦めず、不屈の精神がありました。
初めは結婚相談所の会員活動も少し苦戦しましたけど、そこから自分磨きに精を出し、いろんな苦手を克服し、
そして、素直に忠実に専任トレーナーのアドバイスを聞き入れたことが今回の勝因ではないでしょうか。
全く出会いのない環境で普通に生活しながら、何も考えずに自分の力だけで必死にお嫁さんを探していても、
恐らく結婚は厳しかったはずです。
やはり彼のような会話下手な男性は、女性と出会い、恋愛していくうえでもかなり不利と言えます。
婚活の世界でもコミュニケーションの上手い下手が大きなカギを握っているといっても過言ではありません。
つまり、男女の関係を築いていくためには避けては通れない基本というわけですね。
当会では、結婚が難しいと言われている人たちもスムーズに結婚に導くことを使命にしていますので、
厳しい?トレーニングでも手間のかかるレッスンでも会員様のためなら何でもやります(笑)
こんなこと言うのもおこがましいのですが、これが本当の結婚相談所の役目だと思って取り組んでいます。
ちなみに、当会の婚活コミュニケーショントレーニングは、会話下手な男女なら誰でも受けることができます。
ファニーキープス会員様以外にも、全ての独身男女の婚活のお手伝いができれば嬉しいですね。